子供のスポ少でバスケをやっているんだけど、指導者が二人いる。
一人は過去に強いチームを育て、大きな大会に連れていったことのある実績のある先生。
実績だけでなく子供達に自分で考えることを教えてくれる先生。
今日はこの先生の話。
むしろこの先生の話しかしない。
練習前に
「慌てずにパスを出すにはどうすればいいですか」
と、先生に質問をした子がいた。
敵に囲まれた時に慌ててパスを出してしまいミスにつながるというもの。
先生が、君ならどうする?と聞くと「落ち着く」や「自信を持つ」と。
それはもちろん大前提。その上でどうするか。と聞くも答えられず。
先生は質問を変え、
「明日漢字テストがあると言われたらどうする?落ち着く。自信を持つ。と答える?」
と。この時点で、子供たちは「ああ」と気づく。
「漢字練習をする」と答えると納得のいった顔。
先生は
「その通り。つまり大きく括って『準備をする』と言うことだと僕は考える。自分がボールを持った時、周りに味方がどこにどれだけいて、ゴールまで走るのにどこに敵がいるかを瞬時に確認する。その上でアイコンタクトや、声を出してパスを出しやすい状況を作り出す。ゴールまでの軌道を『準備する』ってことだよ。」
と言った。
聞いてた保護者もみんな納得顔。
「そんな状況を生み出すために普段から考えながら練習をしなければならない。この動きは試合でどんな役割を果たすのだろう。とか。身に染みついた時、それは自信になる。自信は練習の成果。」
とも。
確かにその通りだ。
ね?そうだよね?
タオル、着替え、バッシュ、、、などどを全部忘れた息子たち?
むしろそのでっかい鞄は何が入ってるんだろう???
縄跳びだった。
準備をしてくれ息子たち。
先生がとてもいいことを言ってくれたのだから。